頻出図・表・グラフ
ウニの発生1 受精卵〜16細胞期



【問題】


 次の図は、ウニの発生を模式的に示したものである。次の問いに答えよ。



(1)ウニの卵は、卵の種類でいうと何卵か。


(2)ウニの卵は、卵割の種類でいうと何割か。


(3)ア〜オを発生順に並べよ。


(4)第1卵割は経割か緯割か。


(5)第3卵割は経割か緯割か。


(6)第4卵割は経割か緯割か。


(7)ウの割球の大きさは何種類か。



【解答】

(1) 等黄卵

(2) 等割


(3) イ→エ→オ→ア→ウ


(4) 経割


(5) 緯割


(6) 動物極:経割 植物極:緯割


(7) 3種類



【解説】

(1)ウニの卵は、卵黄は少ないが、全体に均等に分布する等黄卵である。


(2)等黄卵は、等割だから、割球の大きさが等しい(8細胞期まで)。


(3)卵割は、受精卵の体細胞分裂だから、割球の数が1→2→4→8→16のように2倍になる。


(4〜5)卵を地球に見立てて、経線にそった卵割を径割、緯線にそった卵割を緯割という。8細胞まで、ウニとカエル卵割の方向は同じ

 第1卵割:経割、第2卵割:経割などと覚えてはいけない。図を見て、経度、緯度を判断できれば良い。



(6)16細胞期は注意が必要。動物極側では径割、植物極側では緯割が起こる。図を描くポイントは、まず8細胞期を描き、動物極側の割球を径割に、植物極側を緯割にする。ただし、植物極側では、不等割なので、大きい割球と小さい割球ができる。

卵割の方向を点線で示した


(7)8細胞期に2種類の卵割が生じた結果、16細胞期には3種類の大きさの割球が存在する。









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