替え歌 7.消化酵素

※替え歌そのものではなく、替え歌の補足説明

 3大栄養素の消化酵素の働きを覚えるための替え歌です。消化酵素は、化学的な知識が少ないため、基質や生成物、酵素がなかなか覚えられない受験生が多い。


<ポイント>

 1.炭水化物の消化
 
デンプン(アミロース)は、だ液やすい液含まれる酵素アミラーゼ麦芽糖(マルトース)に分解される。さらに、腸液に含まれる酵素マルターゼでブドウ糖(グルコース)に分解される。


 2.タンパク質の消化
 タンパク質は、胃液に含まれる酵素ペプシンやすい液に含まれるトリプシンでポリペプチドに分解される。さらに、腸液に含まれる酵素ぺプチダーゼでアミノ酸に分解される。


 3.脂肪の消化
 脂肪は、すい液に含まれる酵素リパーゼ
脂肪酸とグリセリンに分解される。


 4.外分泌腺
(1)だ液には、デンプンを分解するアミラーゼしか含まれない。
(2)胃液には、タンパク質を分解するペプシンしか含まれない。
(3)消化の中心はすい液で、3大栄養素を分解する酵素含む。


5.酵素の名前
 酵素の名前の付け方にはルールがある。そのルールを知っていると、酵素の名前をずっと楽に覚えられる。例えば、マルターゼは麦芽糖を分解する酵素である。酵素は語尾を「アーゼ」と名づけられるから、
「アーゼとついたら酵素ダーゼ」と覚えよう。また、糖は語尾が「オース」となるように名づけられるから、「オースとついたら糖ーす!」と覚えよう。以上の2つを組み合わせるとマルトース(麦芽糖)を分解する酵素はマルターゼとなる。名前の付け方のルールを知れば、酵素は随分楽に覚えることができる。初めてみる名前でも、「あ、これは糖だ」、「あ、これは糖を分解する酵素だ」と分かるはず。

アミロース(デンプン)を分解する酵素 アミラーゼ
スクロース(蔗糖)を分解する酵素 スクラーゼ
ラクトース(乳糖)を分解する酵素 ラクダーゼ
セルロースを分解する酵素 セルラーゼ
ATPを分解する酵素 ATPアーゼ


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